2022年6月3日(金)
大分市に寄贈された小型電気自動車の試作車両に弊社の顔認証システムが搭載されています!
顔認証するとエンジンがかかります!
朝日新聞(6月8日版)
軽自動車よりも小さく、1、2人乗りの電気自動車(EV)「超小型モビリティー」の試作車両が3日、大分市に寄贈された。市内の企業などで構成する「大分市次世代モビリティ研究会」(会長=渡辺博子・大分大教授)が作ったもので、顔認証システムでモーターが起動する仕組みや位置情報取得などの先端技術を搭載。市はイベントなどで活用し、市内企業の技術力などをPRする予定だ。
超小型モビリティーは、車体の幅や長さが乗用車の半分強。環境に優しく小回りが利くため、公共交通機関の少ない地域でお年寄りの生活の足にも使えると注目されている。
市創業経営支援課によると、試作車両は長さ約2・3メートル、幅1・1メートル、高さ1・6メートルの1人乗りで、製作費は約500万円。最高速度は時速約50キロで、1回の充電(一般家庭の電源で約8時間)で45キロ走行できる。ナンバーも取得しており、公道も走行できる。試乗すると、モーター音は静かで加速もなめらかだ。
同研究会は2020年7月に発足。会員のIT企業、製造業、金属加工業など8社と大分大学で「次世代の移動手段」について研究を重ねてきた。
試作車両は、旧型の超小型モビリティーをベース車両に選び、デザインの検討、座席の移設や車体成形などの改良を実施。走行場所を端末で確認できる位置情報の取得や、顔認証システムでモーターが起動する仕組みなど会員企業の技術を持ち寄り、今年3月に完成させた。
寄贈式では渡辺会長が「会員企業の技術と知恵を結集した超小型モビリティーを大分市の魅力発信のツールにしてほしい」とあいさつ。佐藤樹一郎市長は「外観もかっこいい。庁舎での展示やイベントに活用し、大分のすばらしい技術を市内外の人に知ってもらいたい」と謝辞を述べた。試作車両は3日から大分市役所で展示している。
